釈塔様(しゃくとうさま)
- 種別
- 市指定・有形民俗文化財
- 所在地
- 倉敷市福田町広江
(天石門別保布羅神社境内) - 所有・管理者
-
天石門別保布羅神社
- 指定年月日
- 昭和49年10月19日
福田町広江の鴨ケ辻山の西北中腹,岩瀧山に所在する天石門別保布羅神社の拝殿と本殿の間に立っている石造の層塔です。付近の人々からは釈塔様と呼ばれ現在も信仰をあつめています。総高1.7m,材質は砂岩で,屋根には瓦形を刻み軒の真反りはゆるやかに造られています。
昭和57年の保存修理にともない発掘調査が行われ,塔の基部下から瓦塔片,備前焼灯明皿,多量の寛永通宝をはじめとする貨幣などが出土しています。貨幣は賽銭として投げ込まれたものと思われ,これらから往時の信仰の盛んさがうかがえます。
奈良県高市郡明日香村稲淵竜福寺にある「竹野王塔」に類似しており,もとは三重ないしは五重の塔であったと思われます。
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