阿知五輪石塔(あちごりんせきとう)
- 種別
- 市指定・有形民俗文化財
- 所在地
- 倉敷市西阿知町
- 所有・管理者
- 西阿知地区
- 指定年月日
- 昭和48年3月20日
仏教の世界観では、万物は地・水・火・風・空からなるとされています。五輪塔の各部は、上から空輪、風輪、火輪、水輪、地輪と呼ばれ、それらの五大要素をあらわしています。
西阿知町内の県道脇に立つこの五輪塔は「あちまろさま」の通称で今も近隣の住民から親しまれています。
軟らかい石質の豊島石(角礫質凝灰岩)で造られているため、表面の風化がかなり進んでいます。
地輪の三方には仏像らしい浮き彫りの痕跡が認められますが細部ははっきりとしません。
室町時代末から少し後にかけての作といわれ、台石を含め約3mの外観からは、ほのかに中世の香りが漂っています。
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