犬飼松窓著(いぬかいしょうそうちょ)「孫子活説(そんしかっせつ)」版木(はんぎ)

ページ番号1007708  更新日 2025年1月25

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写真:孫子活説版木

種別
市指定・書跡・典籍
所在地
倉敷市西中新田(倉敷市歴史民俗資料館)
所有・管理者
倉敷市
指定年月日
昭和56年11月13日

犬飼松窓は現在の倉敷市山地に生まれた幕末~明治時代の儒学者です。学問は自分の力でするものと考え,独学で儒学を学びました。農業を重視する立場をとり,農村の青年が学問をする場として三余塾を開きました。彼は多くの人々を教え,その門下からは犬養毅などの逸材を輩出しています。

著書「孫子活説」は,明治維新による社会の混乱で揺れる人々の心を落ち着かせる目的で書かれたものです。この版木は,桜材の板1枚の裏表にそれぞれ1ページ分が刻みこまれています。慶応元年(1865)に京都と江戸の職人に依頼して作らせたものです。

このように江戸時代出版物の版木がまとまって残っていることは珍しく,とても貴重な資料です。

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