観音堂扁額(かんのんどうへんがく)
- 種別
- 市指定・書跡・典籍
- 所在地
-
倉敷市矢部
- 所有・管理者
- 宝泉寺
- 指定年月日
- 昭和53年7月28日
庄地区矢部の宝泉寺にあるこの扁額は宝永5年(1708)観音堂建立の際に、地元の有志の人々によって寄進されたものです。
縦0.95m、横2mの欅材の一枚板の額板には、「観音堂」の3文字が右書の隷書で彫刻されています。字には黒漆をかけていたと思われますが、現在は、その一部に黒色がわずかに残っているのみです。
額板の周囲には約2cmの幅で朱が入れられており、その周辺にまわされた波形に作った飾縁には、肌色の塗料がかけられています。
また、左脇に刻まれた「左文山」の落款から、作者は当時山陽道を遊歴していた江戸の書家佐々木文山だと思われます。
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