2025年12月の所信表明

議員の皆様、本日は、御多忙の中お集まりいただき、厚くお礼を申し上げます。
はじめに、提案理由説明に先立ちまして、市政を取り巻く状況について御説明いたします。
このたび、高市早苗内閣総理大臣が就任されました。高市総理は、強い経済を実現するとともに地方の暮らしと安全を守ることなどを基本方針に掲げ、物価高対策や国土強靭化をはじめ、地方のDX化の推進、地場産業への支援強化等を進めていくと表明され、11月21日に閣議決定された総合経済対策では、物価高への対応や強い経済の実現などに向けた補正予算や、ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率の廃止等が盛り込まれました。特に物価高対策は最優先で取り組むとされており、本市としても、今後、国と連携して取り組んでまいります。なお、今後検討が進められる所得税年収の壁見直しなどの税制改正や、学校給食無償化などの制度改正にあたっては、地方の意見を十分に踏まえるとともに、住民に必要な行政サービスを提供する基盤である地方財政に影響を及ぼすことのないよう検討していただきたいと思っております。
次に、防災・災害対策機能の強化に向けて、本市の危機管理の中枢機能を有する拠点施設として本庁舎敷地内に整備を進めてきた「防災危機管理センター」が12月23日に竣工します。防災危機管理センターは、地上3階建て、建物延べ床面積6,200平方メートルで、液状化対策に加え、大規模地震の際にも機能を維持できる免震構造(柱頭免震)を採用しており、総務局防災危機管理室、消防局、水道局の災害対応部署とともに、災害対策本部室、災害対策活動全体を指揮するオペレーションルームのほか、平時は本庁舎で不足している会議室として使用しつつ災害時には自衛隊をはじめ国の各機関や他自治体からの応援活動の拠点となるリエゾン室も配置しました。今後、順次引っ越しを行い、防災危機管理室及び水道局は令和8年1月13日から、消防局は2月2日から業務を開始する予定です。
また、防災危機管理センターの完成にあわせて、本庁舎1・2階について一部部署の配置見直しを行うとともに、あわせて市民の皆様の利便性向上のため、1階窓口カウンターについて、座って手続していただけるように低いカウンターへの変更や、プライバシー確保のための仕切りパネル設置なども進めてまいります。これに伴って、令和8年1月5日から1月30日頃まで、本庁市民課は仮設窓口での受付となります。期間中は混雑が予想されますので、本庁市民課を御利用の際には、お時間に十分な余裕をもってお越しいただくか、マイナンバーカードを利用したコンビニ交付やオンライン手続、各支所市民課窓口の利用もお願いいたします。
次に、先日公表した令和6年の合計特殊出生率についてですが、全国は、令和5年の1.20から令和6年の1.15へ、岡山県では同じく1.32から1.27へと、それぞれ前年を0.05ポイント下回りましたが、本市では、令和5年の1.38から1.39へと0.01ポイント上昇しました。こうした要因は、これまでの様々な結婚、妊娠、出産、子育て支援の取組によるものが大きいと考えており、さらに今年度からは不妊治療について、保険診療に加えて、保険適用とならない先進医療や自由診療も対象とした本市独自の助成を行っています。また、産後1年未満の産婦や乳児を対象とした産後ケア事業についても、昨年度から助成額の増額や、宿泊型・日帰り型に加えて新たに訪問型産後ケアを設け、オンライン申請も開始したことにより、今年度は利用者が大幅に増加して見込みを上回る状況となりましたので、このたびの補正予算で追加経費を計上しております。今後も安心して、こどもを産み育てられる環境づくりを一層進めてまいります。
次に、最近全国でリチウムイオン電池などの蓄電池や、蓄電池が使用されている電化製品による、ごみ処理施設などでの火災が発生していることから、これらの製品が、燃やせるごみや埋立ごみ等に混入するのを防ぐことが急務となっているため、環境センター等への大型看板の設置、チラシの配布のほか、市内約5,700か所のごみステーションにポスターを掲示して、正しい分別等の方法について周知啓発するための経費を計上しております。
次に、10月1日から、くらしき健康福祉プラザなど12施設で、スマートフォン等で公共施設の空き状況の確認や予約受付のほか、使用料のオンライン決済やコンビニ支払が可能となる新たな公共施設予約システムの運用を開始しました。また、12月10日からはライフパーク倉敷など4つの公民館施設で、令和8年2月1日からは倉敷運動公園など14のスポーツ施設でも運用を開始する予定としており、より便利に施設を御利用いただけるよう今後も対象施設を順次拡大してまいります。
次に、公共施設等の利活用方法などを民間事業者から幅広く意見聴取して具体的な事業化につなげる取組として、本年7月から休館している国民宿舎良寛荘と、令和9年度以降の運営方法を検討している鷲羽山レストハウスについて、2回目のサウンディング型市場調査を今月に実施してまいります。同じく、下津井学園の開校に伴い令和8年3月末をもって閉校する下津井東小学校及び下津井西小学校についても、同様に調査を実施してまいります。
次に、9月26日に「倉敷市一斉地震対応訓練」を昨年度に引き続き実施しました。昨年を大幅に上回る、1,171団体、11万2,683人の参加があり、安全確保行動を身に付ける訓練のほか、プラスワン訓練として、避難訓練や災害用伝言ダイヤル(171)の活用等を行いました。また、11月23日には「くらしき防災フェア」を、ボートレース児島駐車場で開催し、家族連れをはじめ、幅広い年代から1万2千人を超える方々が参加されました。
次に、10月4日に開園した倉敷ふれあいの丘公園の利用状況についてですが、毎週末には大変多くの家族連れの方々に御利用いただき、11月末までに推計で約5万5千人が来場されたほか、防災イベント等でも活用されるなど、利用者から好評をいただいております。
次に、10月25日・26日に文化庁等と共同で、「日本遺産フェスティバルin倉敷」を開催しました。市民や観光客の皆様に日本遺産構成文化財を通じて本市の魅力を再認識いただける機会として、クイズプレーヤーの伊沢拓司氏による日本遺産についての特別基調講演や、全国の認定地域によるPRブースやグルメブースの設置、ミニシンポジウム開催なども盛況となり、2日間で約5万人の方々にお越しいただき、来場者から大変好評をいただきました。
次に、11月2日に「全国工場夜景サミットin倉敷」を水島愛あいサロンで開催しました。全国から14の工場夜景都市が集まり、市内外から約4千人の方々にお越しいただき、工場夜景の魅力に触れていただきました。参加者からも大変好評であったことから、今後も工場夜景都市としての認知度の向上を図り、夜型観光を推進してまいります。
最後に、ボートレース児島のスタンド棟整備事業についてですが、このたび南側観覧スタンドである3・4期棟のリニューアル工事が完了し、「第41回倉敷市長杯」初日の12月17日にオープンいたします。一般観覧席は、改修前の観覧席より階段の傾斜をなだらかにし、席の間隔も広くとるなど、より快適に観戦いただけるようにしました。今後は、こどもの遊び場、イベントホール、多目的会議室などを備えた5期棟の建設及び、パークエリアの整備を進め、令和9年秋頃のグランドオープンを目指してまいります。
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