2025年9月の所信表明

議員の皆様、本日は、御多忙の中お集まりいただき、厚くお礼を申し上げます。
まずはじめに、1件御報告でございます。
昨日、東京ドームで第96回都市対抗野球大会が開催されまして、倉敷市・福山市代表のJFE西日本硬式野球部と鈴鹿市代表のHonda鈴鹿さんとで対戦が行われ、選手の皆さんとスタンドの応援が一体となりまして、5対2で勝利いたしました。私も、始球式でストライクを投げることができました。倉敷市の代表チームとして、今後の一戦一戦の活躍を応援してまいりたいと存じます。
それでは提案理由説明に先立ちまして、市政を取り巻く状況について御説明いたします。
8月6日からの低気圧と前線による大雨により、九州地方をはじめ各地で浸水や土砂崩れ等の被害が生じました。被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。本市では、被害が大きかった熊本県熊本市、鹿児島県霧島市からの要請を受け、8月13日から16日にかけて職員4人を派遣し、熊本市社会福祉協議会に土のう袋やスコップ等を、霧島市にはタオルの提供を行い、また被災地支援の一環として、熊本市のふるさと納税の代理寄附受付を8月15日から12月31日まで行うとともに、熊本県及び霧島市にお届けする義援金の受付を8月19日から当面の間、本庁及び各支所の計8か所で行っております。
次に、7月30日にカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の地震が発生し、太平洋側を中心に津波警報が出され、岡山県にも津波注意報が発表されました。本市では、沿岸部に対して避難指示を発令し、拡声塔や緊急速報メールをはじめ、広報車等で周知を行い、一時、14か所の避難場所に約260人の方が避難されました。津波による被害はありませんでしたが、発生確率が高まっている南海トラフ地震等への対応として、引き続き平時から備えを進めることが大切と考えており、本年も「倉敷市一斉地震対応訓練」を9月26日午前9時から実施いたします。エフエムくらしきの割り込み放送や、倉敷市公式アプリ、市SNS等に加えて、新たに「くらしき緊急告知アプリ」を使って訓練開始をお知らせします。8月29日現在で、975団体、104,764人の参加申込みをいただいています。団体の事前申込は訓練前日の9月25日まで市ホームページで受け付けており、個人での参加は事前申込不要ですので多くの皆様に御参加いただきたいと思います。
次に、埼玉県八潮市で発生した大規模な陥没事故を受けて国から要請のあった下水道管路の全国特別重点調査についてですが、調査対象となっている約10キロメートルのうち、優先的な調査を求められた約4キロメートルについては8月上旬に調査を完了し国へ結果を報告しており、残りの約6キロメートルについても調査を進めているところです。また、京都市で発生した水道管の漏水を受けて国から要請のあった緊急調査に加え、本市独自に、災害時に市民生活に大きな影響を及ぼす恐れのある基幹管路約11.5キロメートルについて調査を行いましたが異常はありませんでした。さらに今年度から、県と県内11市町村の共同発注により、人工衛星を活用した漏水調査にも取り組んでいるところです。引き続き、道路陥没や道路冠水等を防ぐための公共インフラの適切な維持管理に努めてまいります。
次に、10月4日に開園を予定しております倉敷ふれあいの丘公園についてですが、開園に先立ちまして、倉敷市民の皆様を対象にプレオープンを実施することといたします。9月17日から23日までの7日間と、25日から30日までの6日間の合計13日間を予定しており、県内最大級の大型複合遊具である「有城わくわくタワー」や「ふわふわドーム」の利用、自然の中の遊歩道「てくてくロード」の散策等を楽しんでいただけます。また都市防災公園として、災害時には、立地特性を活かして一時的に避難していただける場所として、交流棟は、医療・救援活動やボランティア活動の拠点としても活用してまいります。
次に、「阿知まち広場」についてですが、倉敷市や高梁川流域の食や特産品などの魅力を感じていただきつつ、ウッドデッキや植栽、ベンチ、トイレを配置して、訪れた方にゆっくりと過ごしていただける空間として、9月14日にオープンを予定しております。都市再生推進法人の倉敷まちづくり株式会社と連携して、倉敷美観地区の新たな賑わいを創出してまいります。
また現在、全国公開中の市内各地を舞台として制作された映画「蔵のある街」について、倉敷での7月25日からの先行上映は連日満席となるなど大変好評と伺っており、ロケ地を訪問される全国のファンの方に向けて、8月末から倉敷館観光案内所などでロケ地マップの配布も行っているところです。令和8年度も引き続き企業版ふるさと納税を活用した映画撮影誘致支援事業の実施を検討しており、新たにアニメーション映画も対象とするなど制度を拡充することで、倉敷市を舞台とした映画を通じた更なる観光誘客につなげていきたいと思います。
次に、日本遺産関連では国内最大のイベントである「日本遺産フェスティバルin倉敷」を、文化庁等と共同で倉敷アイビースクエアを主会場として、10月25日・26日に開催します。今年は日本遺産創設から10周年の節目の年でもあり、この記念すべき年に本市で開催できることを大変光栄に思っております。実施イベントについては、文化庁と連携して全国の日本遺産をショートムービーで紹介している、クイズプレーヤーの伊沢拓司氏による特別基調講演をはじめとするオープニングセレモニーやミニシンポジウム、全国104の日本遺産ストーリー認定地域によるPR展示・体験ブース、中庭ステージイベント、グルメブース、市内全域を巡るデジタルスタンプラリーなど、多彩なプログラムを準備しています。全国各地の歴史・文化・産業などの魅力を国内外に広く発信するとともに、本市としましても、全国の中でも最多3つの日本遺産認定ストーリーを有する「日本遺産のまち」として、このフェスティバル開催を市民の皆様に我がまちの魅力を再認識していただけるきっかけになればと考えております。
次に、子育て支援についてですが、こども未来部の子ども相談センターの児童福祉機能と、保健所の母子保健機能の連携をより強化して、妊産婦、子育て世帯に一体的に相談支援を行えるように、子ども相談センターを、保健所に隣接するくらしき健康福祉プラザ1階に移転して、令和8年4月に「こども家庭センター」に改称してまいります。
次に、児島の海技大学校児島分校跡地に整備を進めてきました児島学校給食共同調理場についてですが、8月27日から、児島地区を中心とする小学校10校、中学校5校への給食提供を開始いたしました。また、倉敷中央学校給食共同調理場が取り組んできた、レトルト食品を製造できる高温高圧調理機を活用した、アレルギー代替食の提供や地元産食材の廃棄ロス削減の取組が評価され、学校給食の実施に関し優秀な成果をあげた施設として、8月5日に文部科学大臣から表彰されました。引き続き、安全安心で美味しい給食の提供や地元産食材を活用した食育に取り組んでまいります。
次に、DXを活用した市民サービスの向上についてですが、マイナンバーカード等を端末にかざすことで氏名、住所等の基本情報が印字された申請書を作成することができる「申請書作成支援システム」の運用を、7月28日に本庁及び7支所の市民課マイナンバーカード窓口で開始し、その後8月からは、税証明や子育て支援など福祉の窓口にも拡大をしています。また、公共施設の予約や抽選申込、空き状況の確認ができる「公共施設予約システム」のリニューアルを進めており、利用可能施設をこれまでの23施設から約40施設に拡大することとし、10月1日からは、くらしき健康福祉プラザや倉敷ふれあいの丘公園などで運用を開始し、順次利用可能な施設を増やしてまいります。今回のリニューアルにより、多くの施設では、窓口に行くことなく、使用料の支払がキャッシュレスで行えるようになります。
最後に、岡山県が管理する玉島阿賀崎の昭和水門の漏水による海水流入についてですが、本市は、7月24日に耕作者から連絡を受け、水門上流の農地で水稲やレンコンなどの農作物が枯れていることを確認したため、県に被害報告を行いました。その後、8月11日に、耕作者等を対象とした県による地元説明会が開催され、6月3日に水門のゲートが完全に閉じない不具合が判明し6月6日に解消していたことや、その後の調査で海水の流入を防ぐ水密ゴムの損傷等による漏水が判明したこと、また、付近の河川で塩分濃度の指標となる電気伝導率が、農業用水の目安の最大96倍の値となっていることなどが説明されました。県によると水田やレンコン畑など約4haの農地に被害が及んでいるとのことから、本市は、一日でも早く、地域の農業従事者が安心して営農を続けられる環境を取り戻せるように、県に対して迅速な対応を求めております。
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