くらしきしれきしみんぞくしりょうかん
倉敷市歴史民俗資料館
【展示内容】
幕末から現在までの教科書
寺子屋で使用された教本
明治初期の尋常小学校で使用された教科書
国定教科書 1~5期(明治37~昭和20年)
戦後の教科書
昔の学校で使われたもの
竹製ものさし・クレヨンなど
市指定重要文化財 犬飼松窓著「孫子活説」版木
【建物の特徴】
木造平屋建ての洋風建築の建物で、中央部分と、そこから東西に延びる両翼部分から成る建物です。
中央部分には正面に玄関、その奥に八角形の展示室(旧遊戯室)があります。両翼部分は北側に開放廊下が通り、南面に収蔵室・作業室(いずれも旧保育室)が配置されています。
この建物の最大の特徴は、玄関を入ってその奥にある八角形の平面をした展示室に表れています。内部に支柱を使わず広い空間を確保することは、当時としては斬新な試みであり、幼児教育実践の場としての機能性を満たしたことは、高く評価されています。また、こうした様式をとどめる園舎は、この建物が現存する唯一のものといわれており、建築様式からも特徴あるものになっています。
内部の意匠について、天井は中央部が折り上げになった花弁状になっています。そこから八角形の平面の形に沿って放射状に大きく八分割され、さらにそれぞれが二つに分けられています。これらに巧みに板が張られていることも含め、非常に特色のあるものになっています。
この他にも、中央部分の屋根が、日本瓦葺きの屋根の頂部に金属板葺きの屋根が乗る二段構成になっている点や、正面南面に三角形の屋根が付いていたり、背面北側は屋根が放射状に広がっていたりするなど、変化に富んだ屋根構造をしている点も、この建物の大きな特徴の一つになっています。
外壁は下から縦板張り、横板張り、白漆喰塗の構成で、しっかりとした分節がなされ、引き締まった意匠になっています。また、正面玄関や開放廊下にアーチが用いられることによって、園舎としての柔らかみが醸し出されています。さらに、正面玄関の上には、巾着をかたどったユニークな棟飾りや桜の花の文様が置かれるなど、園舎として子どもたちに親しまれるような工夫も凝らされています。
所在地 |
〒710-0833 倉敷市西中新田669番地 |
電話 |
086-422-7239 |
開館時間 |
午前10時~午後4時 |
休館日 |
毎週月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)・その他
※月曜日が祝日に当たるときは開館し,その日後の最も近い祝日でない日を休館する。 |
交通手段 |
JR倉敷駅から、駅前古城池線・市役所前バス停下車 徒歩10分 |
駐車場 |
施設西側に有り(市庁舎と共用)・無料
※市役所閉庁時(土・日・祝日等)は駐車できない場合があります。 |
入館料 |
無料
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【現地周辺の地図】