ナウマンゾウはどうやって声がでるのですか。 センサーがあり,人の気配に反応すると声がでたり動いたりし ます。いっぱい動くと疲れるので,休んでいることもあります。声は,ナウマンゾウがどんな声で鳴いていたのか,化石からは分からないので,今生きている動 物園のゾウの声を使ってコンピューターで作られました。
倉敷市立自然史博物館はいつできましたか。 1983年(昭和58年)11月3日です(建物は旧水道局庁 舎です)。 この日を記念して,毎年「11月3日は自然史博物館まつり」として,いろんなイベントをおこなっています。
自然史博物館という名前の由来は。 生き物や石のような自然の中にあるものについて,地球や生命 の誕生から,恐竜がいた大昔や,現在にいたるまでの歴史も含めて研究することを自然史といいます。また,私たちの生活と自然とは切っても切れない深い結び つきがあり,人と自然との関係を長い時間の中で考えていこうという意味も「自然史」という言葉の中に込められています。そのための施設なので自然史博物館 といいます。
自然史博物館はどのような目的で作られたのですか。 倉敷市には,研究者やコレクターから,多くの貴重な標本が贈 られています。一方,1977年当時,新しい倉敷市役所を建てるため,元の市役所の建物を何に使うか考えていました。そこで,水道の事務や教育委員会の仕 事に使っていた水道局の建物の部分を利用して,自然史(地学・生物)に関する科学について,資料を収集し,保管し,展示するとともに,その調査研究及び普 及指導を行い,市民の教養文化の向上に寄与することを目的として作られました。
1日に何人ぐらいのお客さんが利用されますか。1年間に何人ぐらいのお客さんが利用されますか。 1年間に平均して4万人ぐらいのお客さんが利用されます。年 間300日ぐらい開館していますので,1日あたり130人ぐらいのお客さんが利用されていることになります。
展示されているものは生きていましたか。 生きているものを標本にして展示したりしていますが,標本を 手に入れることができないものや,標本だと生きていたときの姿を思い浮かべにくいものは模型を展示したりしています。一部の小さな昆虫は,大きく拡大して 展示したりしています。
第4展示室「植物の世界」の「くらしの中の植物」は,展示をするのにどれぐらいの日数がかかりましたか。 展示物を集めるのに1年以上,飾るのはほぼ1日でできまし た。展示ができるまでをホームページに掲載していますので見てください。こちらか ら。