倉敷市保健所には、衰弱した迷子の猫が保護されることがあります。また、飼えなくなった猫の相談や、捨てられた猫の通報も後を絶ちません。不幸な猫を減らすため、猫を飼う方は次の内容を守りましょう。
1.愛情をもって終生世話をしましょう
猫は家族の一員として、亡くなるその日まで終生世話しましょう。
もしも猫を飼えなくなりそうなときには、責任を持って、新しい飼い主さんを探しましょう。
飼えないからといって猫を捨てるのは犯罪です。(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)
2.名札やマイクロチップで飼い主を明示しましょう
室内飼育の猫でも、急な脱走や災害時などに迷子になる可能性があります。飼い猫には名札やマイクロチップを付けて、万が一のときにも、家族のもとに帰ることができるようにしましょう。また、猫が迷子になったときには、すみやかに保健所や警察署に連絡しましょう。(保健所動物管理係:086-434-9829)
※マイクロチップを付けたときには、次の機関に登録しましょう
→環境大臣指定登録機関:公益社団法人 日本獣医師会 電話:03-6384-5320
3.不妊・去勢手術を受けさせましょう
猫は繁殖回数が多いうえに1度に産む子どもの数も多いため、不慮の出産により不幸な子猫をつくらないように手術しましょう。また、手術によって発情期のストレス、マーキングやケンカなどの問題行動を防いだり、病気の予防にもつながります。
4.室内飼いを心がけましょう
猫は生活するためのスペースをそれほど必要としません。飼育環境を工夫することで室内でも満足して過ごすことができ、外飼いが原因による交通事故や伝染病を防ぐことができます。また、室内飼いをすることで、ご近所に猫のふん尿などによる迷惑をかけることもありません。
5.野良猫への無責任な餌やりはやめましょう
野良猫に無責任な餌やりをしていると、近所との間でふん尿などのトラブルが起きる可能性があります。また、餌を置きっぱなしにするなどの不適切な餌やりをしていると、猫がどんどん寄ってきて、状況が悪化することもあります。飼うつもりのない猫を世話するときは、近所への十分な配慮をしましょう。
※もし飼い主のいない猫の不妊去勢手術を考えているのであれば、下記のページも参考にしてください。
→飼い主のいない猫の不妊去勢手術費助成金について
→地域猫活動について