旧柚木家住宅(西爽亭)
- 概要
(歴史探訪)
西爽亭と呼ばれ親しまれている旧柚木家住宅は、江戸時代中期の庄屋建築の遺構を残す建物です。西爽亭は、かつて備中松山藩に仕え、庄屋を務めた家の建物で、御成門・湯殿・便所等が残されており、当時の生活の様子を知ることができます。- 所在地
- 〒713-8102 倉敷市玉島3丁目8-25
- 電話
- 086-522-0151
- 利用料金
-
- 西爽亭部分:無料
- 生涯学習施設:有料(下記の表をご覧ください)
- 開館時間
- 午前9時~午後5時
- 休館日
- 毎週月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)・その他
※月曜日が祝日に当たるときは開館し、その日後の最も近い祝日でない日を休館する。 - 駐車場
- 西爽亭の西隣に有り(専用7台)・無料
- 交通アクセス
- JR新倉敷駅から、玉島中央町方面行きバス10分
玉島中央町バス停下車徒歩10分
地図
施設の概要
旧柚木家住宅は、玉島では珍しい武家風の造りの西爽亭部分と、旧主屋部分を改修した生涯学習施設から成っています。
西爽亭
旧主屋に付属する座敷棟で、木造平屋建・本瓦葺きの建物です。天明年間(1781~1789)に建てられたと伝えられ、備後国神辺(現在の広島県福山市神辺町)出身の儒学者である菅茶山(かんちゃざん)によって「西爽亭」と名付けられました。
西爽亭を構成する座敷棟・御成門(おなりもん)・茶室および庭園の中で、建築上特に優れているのが、御成門と座敷棟にある式台玄関です。通りに面する御成門は、本瓦葺きの薬医門形式で、屋根の四隅に意匠の凝った鬼瓦を乗せています。式台玄関は幅が2間あり、入母屋の屋根で、凸型に緩やかに傾斜したむくりのある唐破風様の妻飾がついています。
式台玄関を入ると、「取次の間」「次の間」「上の間」と続きます。「次の間」「上の間」は、内部の仕上げこそ格別華美というわけではありませんが、天井が比較的高く、ゆったりとした数寄屋風の書院になっています。さらに奥へ進むと湯殿・小便所・大便所・手洗いが配置されており、江戸時代の上級武士の生活の様子がうかがわれます。
屋敷地の南に建つ茶室は、台目(だいめ)3畳と中板からなる特異な平面をもつ部分と、庭の傾斜した部分に懸造(かけづくり)状に建てられた台目二畳の煎茶席で構成されており、美しい意匠をとどめています。
このような建築物群は、豊富な庭園の石組みと相まって、築造された天明期の風趣を漂わせています。
西爽亭と熊田恰(くまた あたか:1825~1868)
備中松山藩士熊田竹兵衛の3男として生まれた熊田恰は、慶応4年(1868)、鳥羽・伏見の戦いの際、幕府方の藩主・板倉勝静の親衛隊長として大坂詰で活躍しました。
板倉侯から帰藩の命を受けた恰は、備中玉島港に上陸します。しかしこの時、松山藩は鎮撫使(明治維新政府が任命した臨時の征討長官)の征討を受けており、松山藩は恰の帰藩を認めませんでした。事情を知った恰は、行動を共にしている部下150余人の助命を嘆願し、西爽亭の次の間で自刃しました。
この史実は、熊田恰が自らの命と引き替えに多数の部下の命を救い、その結果、幕末の戦禍から玉島が救われた話として、現在も語り継がれています。
生涯学習施設の利用について
- 学習会や諸集会等にご利用いただけます(※西爽亭部分を学習会・諸集会等の場として使用することはできません)
- 利用にあたっては、使用許可申請書に使用料を添えて、旧柚木家住宅へ直接お申し込みください。使用の6カ月前から受付ます。
室名 | 金額(1時間あたり) |
---|---|
第1和室(12畳) | 220円(税込) |
第2和室(12畳) | 220円(税込) |
第3和室(7.5畳) | 110円(税込) |
第1会議室 (70平方メートル) |
220円(税込) |
第2会議室 (12平方メートル) |
110円(税込) |
備考1:1時間未満の端数は1時間とみなす。
※使用のきまり
全館禁煙です。
次のような場合は入館や使用を制限することがあります。
- 公の秩序または善良の風俗を乱すおそれがあるとき。
- 施設または展示物等を損傷するおそれがあるとき。
- 営利を目的としているとき。
- 竹木の伐採・損傷や植物の採集等をするおそれがあるとき。
- 広告物や貼り紙等をするおそれがあるとき。
- 特別な設備または造作をするおそれがあるとき。
- その他、施設の管理上支障があるとき。
このページに関するお問い合わせ
倉敷市教育委員会 生涯学習部 文化財保護課
〒710-8565 倉敷市西中新田640番地
電話番号:086-426-3851 ファクス番号:086-421-6018
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