自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2016年5月25日

3番川用水での生物(大島~茶屋町笹沖)

2016年5月25日

 3番川用水の川掃除を実施。その時の河川内自然の状況を報告します。川掃除のため水は止め、水深0~10㎝になります。ただサイフォン構造で他の河川の下を用水がくぐる場所(4箇所)は深く、2m~4mの水深です。魚類・カメ等はほとんどそのサイフォン部に集まります。小型(5~10㎝)の魚類もサイフォン部に集まりますが、水深の浅い部分でも集団(数十匹単位)で泳いでいます。大型(20㎝~50㎝)の魚類はコイ、ナマズが一番目に付きます。例年は20~30匹ずつは目に付きますが、今年はほとんどいません。カメはミシシッピアカミミガメがいたるところにいます。日本古来のクサガメ、イシガメ等は目に付きません。スッポンは例年2,3匹はいますが、今年は目に付きませんでした。


魚があまりいないサイフォン部


今年めずらしいナマズ(約30㎝)

K・M

2016年5月25日 | コメント(0)