自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2016年5月11日

コイの産卵(郷内川)

2016年5月11日

 鯉(恋)の季節
毎年、4月中旬から郷内川へコイの群れが遡上してくる。
一匹のメスに3~10匹くらいのオスを従えて、浅い川面に背びれを出しながら泳ぐ。こんな群れが多い時には10組以上、今回も100匹は超えるくらいの数、大きいメスは60センチ以上の丸々した巨体をくねらせて泳ぐ姿は勇壮でもあります。
コイは浅瀬の草へ少しずつ産卵をして進み、その都度オスが競って精子をかけていく営みのようです。なにしろ産卵後20秒以内に受精しないと死んでしまうので、当の鯉たちは必死の仕事なのです。こんな時にミサゴなどが来ないことを祈りつつ無事の産卵を期待して帰りました。
 
U・K

2016年5月11日 | コメント(0)