自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2015年5月11日

春の虫と鳥の声の競演(六間川)

2015年5月11日

 六間川両岸の土手を散歩していると、ヨシ原ではウグイスとオオヨシキリが鳴き声の競演をし、田んぼの上空ではヒバリが賑やかにさえずっています。特に最近はオオヨシキリの「ギョギョシ、ギョシギョシ」の声が大きく、密集地では50メートルも離れてないくらいの所で縄張りを宣言しあっており、中には電線の上で大きな口を開いているのもいます。2月15日に初めて声を聴いたウグイスが今月半ば頃まで主役だったのですが、今は影が薄くなったようです。
 カワセミも「ツィーッ」と鳴きながら水面上を高速で飛び去ります。水の上にはコガモ、カルガモがまだ少数ずつ残っていて、グエッグエッと鳴くカルガモの声がウルサイほどです。この2種は、今冬それぞれ50羽以上がこの一帯にいました。
 ほかの鳥の声が聴こえないかと耳を澄ませていると、なんと虫の声が聴こえます。今どき鳴く虫がいるのだろうかと思いながら帰宅し、インターネットで調べてみると春に鳴く虫が何種類もいることを知りました。どうやら今日聞いた声の主はキンヒバリらしいと分かり、これまで「聴く耳を持たなかった」のだと反省しています。
F・A

2015年5月11日 | コメント(0)