子宮頸がん予防ワクチン(HPV)予防接種

ページ番号1004790  更新日 2025年4月1日

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平成20年度生まれの女性と保護者の方へ

令和6年度が定期接種の最終年度であった平成20年度生まれの女性(平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性)で、令和4年4月~令和7年3月末までにHPVワクチンを1回以上接種している方について、令和7年4月以降も1年間、公費で3回の接種が完了できるよう経過措置が設けられました。経過措置の期間は令和8年3月31日までです。

HPVワクチンの効果

HPVワクチンは主に子宮頸がんの予防接種として使用され、子宮頸がんを起こしやすいウイルスのうち、50~90%に対して予防効果があります。また、子宮頸がんの前がん病変や肛門がん、尖圭コンジローマ等を防ぐ効果もあるとされています。

HPVワクチンの種類

  • サーバリックス(2価)
  • ガーダシル(4価)
  • シルガード9(9価)

9価HPVワクチン(シルガード9)

令和5年4月1日からHPVワクチンの定期予防接種で、9価HPVワクチン(シルガード9)が使用できるようになり、子宮頸がんの原因の約80~90%を防ぐことができると言われています。
原則、同じ種類のワクチンで規定回数を実施することとなっていますが、2価HPVワクチン(サーバリックス)や4価HPVワクチン(ガーダシル)で接種後、9価HPVワクチンで残りの回数を接種する“交互接種”の実施も差し支えないとされています。
交互接種の有無にかかわらず、かかりつけ医等から、ワクチンの有効性と接種による副反応のリスク等について説明を受け、ご理解いただいたうえで接種をしてください。なお、交互接種を行う場合の接種間隔は、9価HPVワクチンの接種方法に合わせてください。

( )内は法定接種期間

接種間隔 サーバリックス(2価) ガーダシル(4価) シルガード9(9価)
2回目 標準:1回目から1か月
(1回目から1か月以上)
標準:1回目から2か月
(1回目から1か月以上)
標準:1回目から2か月
(1回目から1か月以上)
3回目 標準:1回目から6か月以上
(1回目から5か月半以上、2回目から2か月半以上)
標準1回目から6か月以上
(2回目から3か月以上)
標準1回目から6か月以上
(2回目から3か月以上)

※シルガード9の2回接種について
15歳になるまでに9価HPVワクチンの1回目の接種を受ける場合、2回で接種を完了することが可能となりました。この場合、初回から2回目までの接種間隔を最低5か月以上空けてください。5か月未満で2回目を接種した場合は、合計3回の接種で完了となります。

厚生労働省のチラシ

HPVに関するQ&A

「HPVに関するQ&A(厚生労働省のホームページ)」を御覧ください

男性の予防接種について

現在、HPVワクチンは小学6年生から高校1年生相当の女性が定期予防接種の対象と定められており、男性は定期予防接種の対象ではありません。
しかし、男性がHPVワクチンを接種することでHPVの感染を予防し、結果として将来のパートナーの健康と命を守るだけでなく、咽頭がん・肛門がん(男女)や尖圭コンジローマ(男性)の発症の予防効果もあります。

※男性に対して使用できるワクチンは、ガーダシル(4価ワクチン)のみとなり、接種に係る費用は全額自己負担となります。

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このページに関するお問い合わせ

倉敷市保健所 保健課 感染症係
〒710-0834 倉敷市笹沖170番地
電話番号:086-434-9810 ファクス番号:086-434-9805
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