文化・習慣の違い

ページ番号1005192  更新日 2025年1月25日

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国柄の違い,文化が異なれば,習慣やしぐさも変わってきます。ホームステイを進める上で,気をつけたい点をいくつかあげてみましょう。

頭をなでる

日本では,親愛の意味で子どもの頭をなでることがありますが,インド,タイでは,それは大変上快なことになります。子どもの頭は,仏が宿るところとされているからです。

足に注意

タイでは,足が人に触れることは,大変失礼にあたります。ソックスは,他の衣類とは別にして洗います。人前で足を組むのも,尊敬の念がないことを示します。

一人だけは

タイ,インドネシアではいつも誰かと一緒にいることが好まれます。一人だけでいることは,「沈んだ,悲しい状態」と受け取られやすいのです。ホームシックになりやすい環境の場合は,友達や,家族と一緒にいる時間が多く取れるように配慮しましょう。

右手,左手

イスラム教国,インド,タイ等では,左手は不浄なものとされています。握手や物の受け渡しなど右手を使うようにしましょう。

人差し指

人差し指で人を指すのは,マレーシアでは失礼にあたり,ラオスでは敵対行為と受け取られます。英米人の間では,人差し指を顔の前にまっすぐに立てるだけで,警告(不可)を表します。

贈り物

贈り物をもらったとき,欧米諸国ではすぐにその場で開けて礼を言うのが普通ですが,タイ等では,贈り主の前では開けない習慣があります。

お祈り

イスラム教徒は,朝夕などにお祈りを欠かしません。仕事中でもお祈りの時刻になると礼拝をします。これを知らないと,トラブルのもとになります。

肌を包む

イスラム教国の女性は,肌を人に見せることをとても嫌います。

肉料理

個人差がありますが,仏教徒の一部とヒンズー教徒は牛肉を食べません。イスラム教徒は,豚肉,ハム,ソーセージ,ラード等は食べません。ユダヤ教徒も豚肉を食べませんし,肉類と乳製品を同時には食べません。菜食主義者(ベジタリアン)は,肉類を一切食べません。

はい,いいえ

日本では,「承知」・「了解」・「ご意見傾聴中」を表すのに,あごを上下に振りますが,スリランカではあごを縦に振ると「不承知」・「いいえ」を表します。逆にスリランカでは,頭を左右に振ると,「承知」・「了解」を表します。英米人の間では,あごを左右に振ると,「本当とは思われていない」・「信じられない」・「あきれて物が言えない」をいった気持ちも表します。

口もとに手

日本では恥じらい,はにかみのしぐさになりますが,英米人の間では,「驚き(はっと気づいた)」の感じと結びついています。

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