農業用水安定供給のために ~農業用水の水瓶、小阪部川ダム~

ページ番号1017792  更新日 2025年5月23日

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6月になると、田植えが始まり、市内各所の田んぼは満々と水をたたえ、若草色の苗が植えられます。毎年見慣れた風景ですが、意外と知られていないのが田んぼの「水」です。

市内大半の田んぼの水は、高梁川を水源としており、高梁川合同堰(ぜき)、笠井堰、潮止堰の3カ所から取水された後、各用水路によって各地区に配水されています。

高梁川はいつも豊富な水が流れているように感じますが、干ばつにより、農業用水の確保に苦労し続けてきた歴史があります。

このため、昭和30年に新見市内に貯水量約1千500万立方メートルの「小阪部川ダム」が設置され、このダムを管理する高梁川用水土地改良区が日々、ダムからの放流を調整することで、農業用水を安定的に利用できるようになりました。

また、ダムでは、近年の突発的な集中豪雨などによる水害を防止するため、洪水調節機能強化対策として、一定期間貯水位を低下させる運用や、大きな洪水が予測される際、事前放流により、一時的に洪水調整をするために容量を増加させる運用も行っています。

しかし、この小阪部川ダムも完成から70年以上が経過し、老朽化が深刻となってきたため、改修工事を行い、施設の長寿命化を図っています。

私たちが何気なく目にする田んぼや用水路の水は、ダムの恩恵により安定供給されています。ダムや用水路などの農業施設や、そこに流れる水の大切さを改めて考えてみましょう。

小阪部川ダムの受益地で耕作している人は、高梁川用水土地改良区の組合員となります。受益地図など詳しくは、高梁川用水土地改良区ホームページで確認を。

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