たんとう めい つぎよし
短刀 銘 次吉
種別: |
市指定・工芸品 |
所有・管理者: |
(個人) |
指定年月日: |
昭和43年12月20日 |
柄に納められる部分の「茎(なかご)」の表に「備中国次吉作」、裏に「延文二年八月□日」の銘があります。延文二年は西暦1357年で、青江鍛冶中期(中青江)の南北朝期の作です。
茎尻(なかごじり)は栗尻で、刃文(はもん)は直刃(すぐは)で焼き出しをやや細くし、鋒(きっさき)は尖りごころに、表に素剣をほり、裏には護摩箸をほっています。
ちなみに、青江鍛冶は刀工や作風から、古青江(平安末期~鎌倉中期)・中青江(鎌倉末期~南北朝初期)・末青江(南北朝中期)に区別されます。