たんとう めい のぶくに
短刀 銘 信国
種別: |
県指定・工芸品 |
所有・管理者: |
(個人) |
指定年月日: |
昭和36年7月25日 |
信国は山城国来派了戒の系統で、相州正宗の養子であり、かつ弟子である貞宗の三哲の一人であったと伝えられています。
「延文二年(1357)月日」の銘がありますが、有銘確実な信国としては最も古いといわれ、初代信国と思われます。
造込みは平造、棟(むね)は三つ棟で、先反りつき、鍛えは板目肌に柾(まさ)がかっています。地沸(じにえ)がついて地景(じけい)が入り、地斑(じふ)を交じります。刃文(はもん)はほとんど中直刃、表裏に梵字と丸止2本樋(二筋樋ともいう)を彫ってあります。茎(なかご)は生(うぶ)で短く、舟形で目釘穴二個。黒漆塗葵紋拵(ごしらえ)がついています。
刃長 |
35.0cm |
反り |
0.3cm |
重ね |
0.6cm |
元幅 |
2.65cm |