みんなで,オール倉敷で,しあわせなまちに
1948年(昭和23年)に世界人権宣言が採択されてから,長い年月が経過しました。
しかし,人権をめぐるさまざまな問題が,今なお存在しています。
かつて,人権問題の被害者とは,社会的弱者であったり,マイノリティー(少数者)であったりしました。
さらに現在では,インターネットでの匿名性を利用した誹謗中傷など,新たな人権問題も顕在化している状況です。
さまざまな人権問題の陰には必ず,やりきれない思いを抱えながら,あるいは理不尽な扱いを受けながら生きている人々がいます。
それは厳然たる事実です。
倉敷市では,「だれもがその人らしさ(個性)を尊重され,幸せに暮らしていくことができている」まちをめざしています。
これは,はるか遠い理想のように思えるかもしれません。
しかし,時には立ち止まり,時には回り道をしながらも,みんなで歩み続けていきたいと考えています。
人権問題は,決して「誰かの」問題ではなく「私の」問題です。
そのことに気付いてくれる,そうした仲間が一人でも増えること。
それが私たちの願いです。