高橋 秀「出現」

ページ番号1012913  更新日 2025年2月19日

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写真:高橋 秀「出現」

1993(平成5)年
270.0×400.0cm/アクリル・キャンバス

作品解説

高橋秀は第5回安井賞を31歳の若さで受賞したのち、1963年にイタリアに移住、その後40年以上にわたりローマを拠点として活躍し、エロスをテーマにして重量感あふれるモニュメンタルな作風を展開しました。本作はシェイプト・キャンバスとビニールレザーを組み合わせ、洗練された形態と明快な色彩に日本的な美意識を融合した大作です。高橋は1993年、日本人として初めてローマ国立近代美術館で個展を開催しましたが、この作品はそのとき会場の正面を飾った記念すべき作品です。母性や太陽をイメージさせるスケールの大きなこの作品は、ローマ在住時代の集大成であり代表作のひとつです。

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