小林 喜一郎「平井村の山」
1931(昭和6)年
72.8×91.0cm/油彩・キャンバス
作品解説
小林喜一郎は酒杜氏だった父親の出張先である高知県に生まれ、少年期を現在の倉敷市玉島で過ごしました。1916年に21歳で上京、中川一政に師事し三岸好太郎らとともに画業に励んだ。1928年、結婚を機に帰岡し、後進の育成に力を注ぎました。戦後は倉敷市水島に移住し、ふるさとの風景や身近な家族などをあたたかい色調で描きました。本作は、岡山市内の身近な風景を描いた作品で、第18回二科展に出品し、安井曽太郎から「非常に明るくなっていいようです。唯だ距離が出ればなほ一層よかったと思われます」(『美術新論』第6巻第10号)と評されました。
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