夕方、何気なく出かけた散歩道、団地下の溜め池と隣接する若宮神社の周辺の雑木林周辺を散策中、この溜め池(通称奥池)の水面を這うように一直線に対岸に向かって滑空するカワセミを発見した。注意して眺めていると、3~4羽が互いに追いかけ回している様な仕草をしていた。そして、対岸の岸辺に張り出した樹木の枝先に停まって、しばらく休んだ後、また対岸に飛び去って行った。コバルト色の背と胸から腹にかけてのオレンジ色の対比は鮮やかで、長い嘴でバランスを取りながら、チーッと一鳴きして飛び去っていく姿は何度見ても見飽きない。まさに空飛ぶ宝石である。
S・M