自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2015年7月22日

台風通過後の倉敷川周辺(藤戸町藤戸)

2015年7月22日

 台風11号が倉敷市に上陸して暴風雨が吹き荒れた7月17日の翌朝、倉敷川の河岸を自転車で巡ってみました。
 ある程度水が引いた川の土手の斜面には、ビニール袋、カン、ペットボトルなどの大量のごみが取り残されていました。
 ヨシ原に近づくと突然カワセミが飛び立ち、一直線に逃げていきました。つがいと思われる2羽のオオヨシキリも飛び去りますが、春にあれほど賑やかだった鳴き声はほとんど聞こえません。たくさんのカップルができて子育てに忙しいのでしょうか。
 カルガモの親子6羽が連れ添って泳いで来ました。暴風雨と川の増水の中、うまく難を逃れたことに拍手です。対岸に生えている木にはアオサギが何羽もとまり、濁った川の流れを見つめています。
 土手の外側に広がる水田でもアオサギ、コサギ、チュウサギが稲の間に首を出し、ムクドリ、カワラヒワなどが群れています。田の畦にイタチの仲間が顔をのぞかせ、上空にはトビが舞っていました。


上流から流れ土手に残されたゴミ


木の枝から水中の魚を狙うアオサギ

F・A

2015年7月22日 | コメント(0)