イソヒヨドリの高らかなさえずりが、水島海上保安庁の岸壁に響き渡るのをよく聞きます。
近くに止まったオスが、フナムシのような虫をくわえていたので撮影しました。しっかりと虫を弱らせてから飲み込みました。喉が膨らむほどの大物でした。
翌日、また姿を見つけて撮影しました。岸壁からフッと消えて海面スレスレを飛んだかと思うと、船の甲板を歩いたり、気付くと近くのボラードに止まっていたり、忍者のような鳥です。
ちなみに、私が勤務していた工業地帯のプラント内でよく営巣していました。「クックッ」という地鳴きを聞いた従業員から、設備の異常音ではないか?と心配する声が出るので、イソヒヨドリという鳥だと説明をしていました。鉄骨の梁の隙間に巣を作り、パイプラックの間を出入りして、従業員の現場巡視をすり抜けながら、プラント内のあちこちに出没していました。
たくましい鳥だと感じていました。
N・H
観察日時:2024年3月25日~26日
2024年3月26日
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