大気汚染・有害大気汚染物質

大気汚染・有害大気汚染物質

大気汚染防止法

 倉敷市は昭和44年に大気汚染防止法に基づく政令市に指定されました。倉敷市内の事業場がボイラーや廃棄物焼却炉等のばい煙発生施設を設置する場合は同法による届出が必要です。
 大気規制のあらまし(PDF)

公害防止施設の設置、改善

 公害防止の改善を図るため技術指導と併せ,中小企業が設置する公害防止施設に対して助成を行う目的で,公害防止資金の融資制度及び利子補給制度を条例で設けています。

有害大気汚染物質

 主に発ガン性が認められるものや,科学的知見により大気を経由して人への健康影響の可能性がある物質をいい,そのうち有害性の程度や,我国の状況により健康リスクが高いと考えられる22物質を優先取り組み物質と指定しています。

 倉敷市では以下の対象物質をモニタリングしています。

 優先取組物質名 環境モニタリング
 1 アクリロニトリル  対象
 2 アセトアルデヒド  対象
 3 塩化ビニルモノマー(別名:クロロエチレン、塩化ビニル)  対象
 4 塩化メチル(別名:クロロメタン)  対象
 5 クロム及び三価クロム化合物  対象※
 6 六価クロム化合物  対象※
 7 クロロホルム  対象
 8 酸化エチレン(別名:エチレンオキシド)  対象
 9 1,2-ジクロロエタン  対象
 10 ジクロロメタン(別名:塩化メチレン)  対象
 11 ダイオキシン類  対象
 12 テトラクロロエチレン  対象
 13 トリクロロエチレン   対象
 14 トルエン  対象
 15 ニッケル化合物  対象
 16 ヒ素及びその化合物  対象
 17 1,3-ブタジエン  対象
 18 ベリリウム及びその化合物  対象
 19 ベンゼン  対象
 20 ベンゾ[a]ピレン  対象
 21 ホルムアルデヒド  対象
 22 マンガン及びその化合物  対象

※クロム及びその化合物として測定している

ダイオキシン類

 ダイオキシン類とはポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とコプラナーポリ塩化ビフェニル(Co-PCB)の総称であり,物の燃焼等の過程で発生します。ダイオキシン類の毒性は,一般毒性,発ガン性,生殖毒性等があるといわれています。