倉敷窓
町屋の意匠
倉敷窓(くらしき まど)
角柄窓形式の枠を組み,木地のままで竪子を3本または5本入れた窓のことで,元来倉敷では2階正面に開かれているものを「倉敷窓」と称しました。特に竪子を3本入れたものが当初形式であったと推察されています。また,防火面から片開きの漆喰仕上げの土扉を付けた倉敷窓もありますが,現存するものは1件だけです。これは倉敷では少なくとも江戸時代後半には大火がなかったようなので,この土扉は必要性が乏しくなり,廃止されるようになったものと推察されています。
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