種松山野草園

種松山野草園

倉敷市種松山野草移植保護地(種松山野草園)

 「倉敷市種松山野草移植保護地(通称:種松山野草園)」は、昭和55年11月から瀬戸中央自動車道の建設工事が開始されたため、自生地が消滅することになった野草を、自然保護団体が移植したことに始まります。
 その後、道路・あずまや・木道などを整備し、今日では珍しくなってしまった野草を気軽に観察できる場として親しまれています。
ご注意!!

*野草園内の植物は採集しないでください。
*無断で植物を持ち込んではいけません。
*野草の生育環境を守るため、遊歩道以外への立入はご遠慮ください。

種松山野草園で見られる主な植物

植物名 みごろ 植物名 みごろ 植物名 みごろ
アサツキ 5~6月 クリンソウ 5月ごろ ヒオウギ
アザミの仲間 初夏 コウホネの仲間 ヒゴタイ 8月ごろ
アマドコロ 初夏 コオニユリ 盛夏 ヒメシャラ
イチリンソウ 4月ごろ コバノミツバツツジ 早春 ヒメユリ 6月ごろ
ウツボグサ 6~8月 サギソウ 8月ごろ フシグロセンノウ
エゴノキ 5~6月 サクラソウ 4月ごろ フジバカマ
エビネ 4~5月 サワギキョウ フタリシズカ 4~5月
エヒメアヤメ 6月ごろ ショウジョウバカマ ホタルブクロ 6~7月
オカトラノオ シラン 5~6月 ミズギボウシ 8月
オキナグサ シロヤマブキ 5月 ミソハギ 6~8月
オグラセンノウ 7~8月 スミレの仲間 ミツガシワ
オミナエシ 晩夏~秋 タカサゴユリ 夏~秋 ムサシアブミ 4~5月
カキラン 6~7月 ダンコウバイ 早春 ヤブカンゾウ 8月ごろ
カライトソウ 8月 ツリガネニンジン ヤマアジサイ 6~8月
カリガネソウ テンニンソウ 8~9月 ヤマツツジ 初夏
カワラナデシコ 夏~秋 トキソウ 5~6月 ヤマブキ 晩春~初夏
カンザシギボウシ 6~7月頃 ナンバンキセル 夏~初秋 ヤマボウシ
キキョウ ニリンソウ 4~5月 ヤマボクチの仲間
キクの仲間 ノアザミ ヤマユリ 盛夏
キクバヤマボクチ ノカンゾウ ユウスゲ 初夏
キセルアザミ ノハナショウブ 6月ごろ ユキモチソウ 4~5月
クガイソウ ノリウツギ 7~8月 リュウキンカ 4~5月
クサノボタン ハンカイソウ 初夏 リュウノウギク
クサレダマ 夏~秋 ハンゲショウ 7月ごろ リンドウ


ワレモコウ 8月ごろ

写真:野草園

経緯

昭和55年(1980) 瀬戸中央自動車道の工事に伴い、生息地が消滅する湿生植物を現在の野草園の場所へ移植

昭和56年(1981) 野草園の管理を自然保護団体へ委託
昭和57~58年(1982~83) 整地及び道路整備
平成 2年 (1990) あずまやの設置
平成 3年 (1991) 駐車場整備
平成13年 (2001) 木道の整備