きょうびつおよびだいはんにゃはらみたきょう
経櫃及び大般若波羅蜜多経
種別: |
市指定・歴史資料 |
所在地: |
倉敷市児島通生 |
所有・管理者: |
般若院 |
指定年月日: |
平成21年2月24日 |
経櫃に使用されている檜は,すべて正柾目の板材で,他に例を探すのが困難なほど上質なものを使用しています。
岡山県の重要文化財に指定されている永仁二年(1294)唐櫃や,瀬戸内市遍明院所蔵・康応元年(1389)唐櫃と比較して,形状のおとなしさから時代的な古さを感じさせます。
脚一本と側面材のごく一部が欠失する他はほとんど後補部分が見られません。中世前期の櫃の伝世品として,収納してある中世の装丁のまま現存する大般若波羅蜜多経とともに,非常に貴重なものです。
【現地周辺の地図】