各種講座・セミナー等

【講座の様子】

　商社などでの勤務を経て、２０１１年３月の東日本大震災で単身赴任先の宮城県で被災したことがきっかけとなり起業をし、現在は会社経営をしながら男性に家事を教える男の家事教室「カジオス®」を主宰しておられる尾上先生に、家事を「最適化」し楽しく家事に向き合うヒントをたくさん教えていただきました。

　講座後半では、家事をテーマにしたカードゲームを参加者で行い、それぞれの家庭での家事にまつわる嬉しかった出来事、悲しかった出来事、怒りの出来事等のエピソードを語り合い、皆で共感してとても盛り上がりました。他家庭の家事の様子ややり方についてお話を聞けるとても良い機会となりました。

 

☆参加者の方からの感想をいくつか紹介します。

・男性と女性の考え方の違いを改めて感じました。育った家庭環境が皆それぞれ違うので、なぜ自分の父親が家では何もしないのか納得できました。今日聞いた話を自分のパートナーへの接し方の参考にしたいと思います。

・家では大別した分類で話しがちなので勉強になりました。自分の父はかなり家事をする珍しい家庭なので、良い意味で世間とのずれのようなものを感じました。

・座学だけでなく、ディスカッションも交えられてよかったです。夫婦間の家事の要素を細分化し可視化すること、対話することが大事だと分かりました。

・カードゲームでは、参加者の方々の色々な話が聞けて楽しかったです。参考になる話がたくさんあってよい時間でした。自分も他の参加者に話を聞いてもらえたことで発散できました。

 

【会場の様子】

【尾上先生】

【カードゲームの様子】

【講座の様子】

　防災士として災害時の支援活動や講演・研修活動を実施し、倉敷市と協働して防災活動に取り組んでおられる「くらしき防災士の会」副会長の木村先生に防災についての話をしていただきました。

　いつ南海トラフ巨大地震が起きてもおかしくないという状況のなか、倉敷の地形のなりたちや災害の歴史から、昨今の防災事情を詳しく学ぶことができました。防災の目的を知り、先手を打った避難行動をすることの大切さを再認識できた大変ためになる講座でした。

 

☆参加者の方からの感想をいくつか紹介します。

・倉敷で起きた過去の災害について、画像や図解を用いて分かりやすく説明してくださり、どういうことに気を付けて防災の準備をしないといけないかを改めて確認できました。

・防災について関心があるのでとても参考になりました。周りの方々とも今回のセミナーで学んだことを情報共有したいと思いました。

・倉敷の地質や歴史から起こりうる被害を説明していただき、やるべき備えの概念がよく分かりました。

・東日本大震災の時に想定より大きな津波が来ていたことなどを知り刺激になりました。地域によって避難の仕方も違うことを知れてよかったです。

・「液状化」（※１）の説明が分かりやすかったです。行政を頼らず個人で備えるという努力が必要なのだとも分かりました。備えについて何が大切かを考えることができてよかったです。

※１　液状化 ： 地震の揺れによって地盤が一時的に液体のようになってしまう現象。この現象により、地上の建物が倒れる、道路が陥没する、下水道のマンホールが浮き上がるなどの被害が発生する。

 

【会場の様子】

 

【木村先生】

 

【講座の様子】

　看護師として精神科児童思春期病棟で心理ケアに従事したのち、現在は性教育に関する講演や性教育YouTuberとして発信活動を幅広く行っているシオリーヌ先生に、普段なかなか聞けない性や生理の話を聞くことができました。

　親子で参加してくださった方も複数組いらっしゃいました。性別年代にかかわらずたくさんの方に受講いただき、多くの方が関心を寄せているテーマなのだということを実感しました。

 

☆参加者の方からの感想をいくつか紹介します

・とても分かりやすいお話で、勉強になりました。生理のことをここまで詳しく知ったのは初めてでした。PMS（※１）や生理痛のしんどさを少しでも想像して配慮したいと思います。

・子どもが生理になって、親として色々と教えたいと思っていたのでよかったです。子どもでも理解しやすい内容と、先生の飾らない明るい話し方で、集中して聞くことができたようでした。

・生理のケア用品がナプキン以外にも色々あることを初めて知りました。学校では習えなかった自分のからだや性について今回のセミナーで知ることができてよかったです。

・男性なのでPMS（※１）についてなんとなくは理解していたが、より詳しく理解ができました。

・シオリーヌ先生のことは以前から知っていました。SRHR（※２）についての話を講座の最初の方にしていたことがよかったです。性教育ドラマの動画も他の人にお勧めできると思いました。

・当たり前のことを改めて聞くことができました。女性の「性」について情報を広げることが重要なので、良いセミナーだと感じました。

※１　PMS（月経前症候群 : Premenstrual Syndrome)

※2　SRHR（性と生殖に関する健康と権利 : Sexual Reproductive Health and Rights)

 

☆ハンドマッサージの感想もいただきました

・普段子育てを優先してしまい、なかなかハンドマッサージを受ける機会がないので、手が軽くなり気分爽快になりました。

・ハンドマッサージをしてもらい、とてもリラックスすることができプチ贅沢な体験ができました。マッサージ後はからだの循環がよくなりポカポカしました。

【会場の様子】

 

【シオリーヌ先生】

【ハンドマッサージの様子】

 

【オンライン講座レポート】

　岡山市で開業内科医・産業医として活躍されている清水先生による講座を一ヶ月間オンライン配信しました。男性向けのタイトルの講座ですが、男性にかかわらず女性にもとてもためになる内容でした。

　講座では、「らしさ」という言葉の使い方について考えさせられました。「○○らしさ」という言葉は、他者から押し付けるものではなく、自分と相手への尊重と「思いやり」を込めて使うものだということを学びました。「自分らしく笑顔でいたい」「子どもらしく自由に」等といった使い方は肯定的な印象ですが、「あなたらしくない」「父親らしいこと」等という表現は相手を不快にさせる可能性があります。

　また、私たちは日常生活で「○○らしくないといけない」といった思い込みにとらわれがちで、それが「男らしくない」「女らしくない」といったジェンダーハラスメントにもつながるという指摘もありました。性別や年齢ではなく、一人の個性として相手に接し、尊重と思いやりを持つことが大切だと改めて感じました。

　さらに、自分らしく生きるためには、他人の評価を気にしすぎないこと、「過去」の失敗や後悔にとらわれず「現在」に集中することも大切だというお話もありました。講座全体を通して、自分らしく生きるためのヒントをたくさんいただき、前向きな気持ちになれる、まさに「こころの処方箋」のような内容でした。

【講座の様子】

　生きづらさに苦しみ、26歳の時に自身が育った家がDV家庭だったことに気付いたことで全く別の分野から転職をし、現在DV対策・予防センター九州 理事長をされている原先生に、DV家庭で育った自身の生い立ちエピソードを交えながらDVと共依存について詳しくお話いただきました。

　DVは相手からの一方的なものであり、共依存は双方向のものであるので、基本的にはDVと共依存の関係性はないということでしたが、自己肯定感の低さが共依存を生んでしまうこと、本当の優しさとは相手に見返りを求めないこと、真に対等な関係は共依存を引き起こさないこと等を学びました。よりよい関係を築いていくためにはどうすればよいのかを具体的に知ることができ、とても有益な講座でした。

　参加者の方から「共依存の意味を取り違えていたことが分かり、新しい発見でした。仕事でDV経験がある児童のことを少しだけ理解できたと思います。」「DVと共依存の異なる点についての説明が分かりやすかったです。原先生がご自身の体験を話されている時、これがコントロールだと気づきました。具体的なお話は、テーマの内容を理解する大きな手助けになりました。」「いろいろな相談を受けた経験や自分の家庭の経験を具体的に話してくださり、分かりやすかったです。」等の感想をいただきました。ご参加ありがとうございました。

 

【会場の様子】

 

【原先生】

 

 

 

【講座の様子】

　中小企業診断士・ＩＴコンサルタント・システムアナリストとしてITの分野で幅広く活躍していらっしゃる太田先生の

講座はとても分かりやすく興味深いものでした。

　AIがもたらす雇用への影響や、AIに代替される職業・代替されにくい職業を、具体的な仕事の例とともに知ることが

できました。そして、AIによる経済効果は相当大きいので、仕事がなくなるのではないかと過度に不安を持たなくてよい

とも教えていただき安心しました。

　AIを脅威ではなく仲間として協働しながら、柔軟な発想・考え方を持って変化の波に乗ることがこれからの時代は大切

であることを学びました。受講者の方々もメモを取り、質疑応答の時間には積極的に質問をしていらっしゃいました。

スキル習得のためのAI関連資格や支援制度も知ることができ大変有益な情報が盛り沢山の講座でした。

 

【会場の様子】

 

【太田先生】

【講座の様子】

　起業や就職をしたいけどどうしてよいか分からない、勇気が出ない、自分が何をやりたいか分からない等、そんな方に

エールを送るポジティブでチャレンジ精神溢れるムラカミヨシコ先生の素敵な講座でした。ご自身の起業体験、起業や就職のための有利な資格やスキル、支援してくれる機関の紹介、自身の興味に合った職種を探すための具体的なヒントを教えていただきました。

　最後は、自分らしいキャリアを築くための５つのポイントをお話いただき、前向きに挑戦する勇気をいただきました。

受講者の方々もメモを取って集中して聞いておられました。

　受講者の方から「知らなかった起業のサポートなどが知れて良かったです。」「実際に起業された方のお話が聞けて面白かったです。具体的なサイトや資格も知れて有意義でした。」「パートをしていて、これからどうしたらよいか悩んでいたので、きっかけができたと思います。」等の感想をいただきました。ご参加ありがとうございました。

 

【ムラカミヨシコ先生】

　

【講座の様子】

　林家染二先生の講座は「さすが落語家！」というような面白く引き込まれる内容で、あっという間の時間でした。

　前半は、第四次倉敷市男女共同参画基本計画（くらしきハーモニープラン）の基本目標を「４つの柱」と題して

分かりやすく話してくださいました。「参加」と「参画」の違いとは？赤ちゃんは体長どのくらいで心拍音が分かる？

おこる、しかる、いかるの違いとは？等のクイズを交え、受講者の方々も真剣な表情で答えを考えていらっしゃいました。

　ダイバーシティ（多様性を受け入れ尊重すること）やアンコンシャス・バイアス（無意識の思い込み）等についても

お話され、最後は倉敷市を「誰もが個性と能力を発揮していきいきと活躍できるまち」にしていきましょうと

締めくくられました。

　後半は皆さんお待ちかねの落語「子は鎹（かすがい）」を一席。飲んだくれの職人が心を入れ替え、親子三人が新たに

出直すという人情噺ですが、時に笑い、時にしんみりしながら、お互いを思い合うことの大切さについて考えさせられる

内容でした。受講者の方々も落語に聞きっておられました。

【林家染二先生】

【会場の様子】

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