IHクッキングヒーターでも火災は起こります。
令和元年8月、倉敷市内において、IHクッキングヒーターで天ぷらを調理中に、鍋から出火した事案がありました。
近年普及しているIHクッキングヒーターは、火を使わないため安全性が高く、大変便利な調理器具です。
しかし、使い方を間違えると火災が発生する危険があることを忘れてはいけません。
次の点に注意し、IHクッキングヒーターを安全に使いましょう。
使っている鍋やフライパンを確認しましょう。
IH対応の鍋やフライパンを使用してください。
また、鍋底が変形していると、安全装置が正常に働きません。
揚げ物をするときは特に注意しましょう。
揚げ物モードがある機種は、必ず揚げ物モードを使用しましょう。
必ず規定量の油で調理してください。油が少ないと、温度が急激に上昇して発火に至ります。
調理中は絶対にその場を離れないようにしましょう。
台所での火災原因の大半が、調理中にその場を離れたことによるものです。
「いつもは大丈夫だから」と油断しないようにしましょう。
万が一のために、消火器具を設置しましょう。
燃えている油に水をかけると、爆発するように炎が広がるため、絶対に水をかけてはいけません。
すぐに使える場所に、住宅用消火器やエアゾール式簡易消火具を備えておきましょう。