平成30年9月14日(金曜日)に、天皇皇后両陛下が真備地区をご訪問されました。
飛行機とヘリコプターを乗り継がれて倉敷市に入られた両陛下は、マイクロバスで小田川の堤防に向かわれ、伊東市長の説明で堤防の決壊状況や家屋等の浸水状況などをご視察されました。その後、真備総合公園体育館にご移動され、被災者や救助活動者を見舞われました。
ご訪問の様子
ご到着・お出迎え
飛行機とヘリコプターを乗り継がれて倉敷市に入られた両陛下を、伊原木岡山県知事や高橋岡山県議会議長がお出迎えしました。
小田川堤防にて被災状況をご視察
両陛下は、小田川堤防の上にて、被災状況をご視察されました。
両陛下は、発災直後から住民のことを案じておられ、被災者の皆さまへのお見舞いや、健康を心配してくださるお言葉がありました。
伊東市長より、河川の決壊箇所や救助活動、被災家屋等の状況や自衛隊やボランティア等による災害廃棄物の撤去活動、避難所や仮設住宅の建設状況などをご説明申し上げ、両陛下からは、浸水状況、被災家屋等の現状や今後の方向性、農業の被害状況、小田川復旧の今後の見通しなどについてご質問があり、市長から小田川合流点付替え工事の期間が2023年度までに大幅に短縮され、洪水時の水位も約5メートル下がることなどをご説明申し上げると、安全になるのですねと、ご安心されたご様子でした。
被災者・救助活動者お見舞い
両陛下は、約30人の被災者や救助活動者一人ひとりに対して、お見舞いのお言葉や、ねぎらいのお言葉を掛けてくださいました。復興に向けて頑張って下さい、よい復興となることを願っていますとのお言葉に、被災者は、復興への思いを新たにしていました。
ご出発
両陛下のご移動中には、沿道で多くの住民の皆さまが、また、真備総合公園でも、多くの皆さまが集まり、両陛下に手を振ってお見送りしました。 ヘリコプターが離陸し、私たちからお姿が見えなくなるまで、両陛下は窓から手を振ってお応えくださいました。
両陛下が被災者や関係者にお掛けくださる温かく思いやりに満ちたお言葉には、大きな優しさとともに、常に私たちに寄り添ってくださる強いお気持ちを感じました。倉敷市がかつて経験したことのない未曾有の災害からの復旧・復興に向けて、このたびの両陛下のご訪問は、倉敷市民にとりまして大きな励みとなりました。
両陛下のご訪問に心より感謝申し上げます。