平成17年度市民企画提案事業
平成17年度市民企画提案事業報告会
今後、さらに、本事業を効果的に実施するため、成果の検証と課題・問題点を抽出することを目的に、平成17年度市民企画提案事業報告会を開催しました。
各提案団体の事業実施報告と意見交換会を行いました。(18年6月7日)
日時 平成18年5月28日(日曜日)午後1時~
場所 消防局 4階 講堂
1 参加者
提案団体 38人(13団体)
前行政改革推進委員会委員 3人
市関係部署 16人(11課)
一般市民 4人
事務局 13人
2 報告会スケジュール
(1)開会(総合政策局長あいさつ) 13時00分~13時05分
(2)提案事業実施報告(13団体報告、2団体欠席) 13時05分~15時45分
(3)意見交換会 15時55分~16時25分
(4)閉会 16時25分~16時30分
3 事業実績報告書,評価書
提案団体から提案事業実施報告がありました。報告の内容は事業実績報告書を御参照ください。
事業実績報告書は、下記の表の右欄をクリックしてください。
また,提案団体及び市の事業実施による評価書についても掲載しております。
提案事業
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提案団体
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事業実績報告書・評価書
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(1)地域における障がい者のインクルージョン推進事業(仕事体験)
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福田南中学校区子どもたちの社会参加を考える会
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(2)CAD講習による障がい者在宅就労支援事業
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特定非営利活動法人 かめかめ福祉移送
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(3)乳幼児子育て支援事業(親子いきいき育児教室)
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ひよこ教室
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(4)国際貢献推進員 及び 指導員 養成講座(国際協力推進プロジェクト)
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カンボジアの村を支援する会(CVSG JAPAN)
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(5)奥西坂の里山整備と市民自然活動基地つくり事業
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倉敷の自然をまもる会
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(6)庄新町乗合タクシー継続のための利用促進事業
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庄新町町内会
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(7)「国際文化都市」倉敷を共に創る! だから私たちも学ぶ!-日本語学習支援者(ボランティア)養成事業-
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倉敷日本語教室
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(8)掃除に学ぶ会「学校のトイレを磨いて、心も磨こう!」そして倉敷を磨こう!
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岡山掃除に学ぶ会
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(9)まち灯り設置事業
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倉敷再生まちづくり計画を実現する会
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(10)健康活き生きまちづくり事業
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特定非営利活動法人 ワーカーズコープ
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(11)お年寄りとこころのふれあいを持つ会
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倉敷市中央ライオンズクラブ
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(12)「市民活動☆交流ひろば」
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くらしきパートナーシップ推進ひろば
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(13)倉敷市子育て支援事業
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たんぽぽの里
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(14)景観シミュレーションを活用した合意形成手法の検討事業~八間川を事例にした対話による計画づくり~
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財団法人 水島地域環境再生財団
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(15)由加の自然と歴史・文化のCDを作る事業
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由加の自然と歴史・文化を調べる会
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4 意見交換会での意見
提案団体からの提案事業実施報告のあと、意見交換会を行いました。提案団体からいただいた意見は次のとりです。
今回の提案事業が成功した、成果があった、という意見
●もともと我々の事業で^、,何年もかけてやるつもりだったが、市が理解を示していただいて、基礎固めが一気にできた。(倉敷の自然を守る会)
●我々の事業は、相手が町内会であり、町内会とのコミュニケーションが心配であったが、町内会が賛意を示してくれた。また、今後我々の地域で何らかの事業を考えていこうとする機運もあり、タイアップしてできた。
現在も、ハード事業ということもあって、継続してやっていただいている。(倉敷再生まちづくり計画を実現する会)
●我々の提案事業のなかで、フライヤー展を開催したが、43の市民活動団体が出展してくれた。
我々のねらいは、ネットワーキング以前の問題として、まず知り合うということだったので、多くの団体と知りあえたのはよかった。 (くらしきパートナーシップ推進ひろば)
提案事業の制度、あるいは市民協働について、もっとこうしたらよいのではないか、という意見
●平成17年度の提案事業は、年度の途中から始まったこともあり、私たちの事業を市民に知っていただくのに期間が短すぎた。私たちの事業は、こつこつとした活動なので、1年ぐらい時間的猶予がほしかった。(たんぽぽの里)
●提案事業の目的、理念について、我々提案団体と行政との食い違いがあった。
提案事業における障がい者訪問について、我々は、少なくとも県内を対象としているが、市は、倉敷市のみである。また,うんざりするくらいの書類をつくらなければならなかった。(かめかめ福祉移送)
●書類を作るのに時間を要した。書類をもう少し簡単にできないか。(倉敷日本語教室)
●今回の提案事業について、市民ニーズがあるかどうかということを市が評価して、この事業を協働して継続していくのか、それとも市の事業として取り入れていくのかということを、フィードバックしていただきたい。(ひよこ教室)
●提案事業の審査が書類作成だけである。提案団体がどういう活動をするかということを、まずは現地に出向いて、実態を見極めたうえで、審査するという気構えが協働事業をやるうえでは必要である。(かめかめ福祉移送)
●書類作成をとか、スケジュールをとか、細かい各論をつぶしていくよりも、大きな枠組みを変えていくことによって、もう少し使いやすい制度になっていくといいのではないか。(くらしきパートナーシップ推進ひろば)
●こういう会があるから見に来てください、と声をかけるなど、こちらの工夫で行政のフットワークを軽くしてあげれば、お互い歩み寄っていけるのではないか。
今回の提案事業で、積み残した事業が今後どういうふうに改善されるのか。
まちをつくっていくのに、高校生や大学生などを引っ張り込んで、若い発想を活用していくというような工夫をすればおもしろいのではないか。(福田南中学校区子どもたちの社会参加を考える会)
●市民活動団体が意見交換を行える場(広場)をつくってほしい。また、ポータルサイトをつくって、市民団体の交流の場をつくるということだが、いつできるのか。
広場での意見交換とポータルサイトで団体が意見交換するのを見れば、タイムリーな手厚いコミュニケーションができるのではないか。(倉敷再生まちづくり計画を実現する会)
●倉敷市全体の市民参加について、市民企画提案事業だけに限定してしまうのではなくて、大きな枠組みの中で議論していただければと思う。(水島地域環境再生財団)
5 総括
本市では、市民の皆様の行政への参画を拡充し、市民協働による行政運営の機運を醸成するため、平成17年度より市民企画提案事業を実施しています。このたびは、今後さらに、本事業を効果的に実施するため、成果の検証と課題・問題点を抽出することを目的に、平成17年度の市民企画提案事業についての報告会を開催しました。
平成17年度は、制度初年度であり、年度に入ってからの募集・審査であったため、事業期間が1年間確保できなかったため、提案団体の皆様には、事業を進めるにあたり、いろいろとご苦労があったことと思います。
しかし、本制度の実施により、市民協働の重要性を改めて認識していただけたことは、大きな成果であったと思っています。
また、事業実施上の課題や問題点等についても明らかになってきました。今回の提案事業について言えば、書類作成に関することや実施期間に関することなど、市民協働の点からは、市民活動交流の場の設置、市民協働のルールづくりなど、今後改善していくべき点は多くありますが、市民の皆様とのパートナーシップを大切にし、お互い知恵と工夫を出し合いながら、本制度の効果的な推進、さらには本市の市民協働の推進に努めていきたいと考えています。
平成17年度「ひと、輝くまち、倉敷。」市民企画提案事業報告会の様子
提案事業実施報告会
意見交換会