Q.区画整理って何?
私たちの住んでいるまちは時代とともに姿がどんどん変わっていきます。
『川が汚れている、流れが悪い』『道が狭く、不安や危険を感じる』『まちに緑が少なく、公園や広場が少ない』
このような不安を解消するには、広い道路や公園などの整備が必要ですが、ただ単に施設の整備をするだけでは、まち全体の環境の向上には十分とは言えません。
便利で住みよく、親しみあるまちにするには、まち全体を考えたしっかりとした計画をつくり、みんなで協力してこれを実現することが必要です。
みんなで参加する総合的なまちづくり、それが『区画整理』です。
区画整理の仕組みについては次の図をご覧ください。
地権者からその権利に応じて少しずつ土地を提供してもらい(減歩)、この土地を道路・公園などの公共用地が増える分に充てます。(公共用地が増える分に充てるのが公共減歩)
事業資金は、公共側から支出される都市計画道路や公共施設等の整備費(用地費分を含む。)に相当する資金から構成されます。これらの資金を財源に、公共施設の工事、宅地の整地、家屋の移転補償等が行われます。
地権者においては、土地区画整理事業後の宅地の面積は従前に比べ小さくなるものの、都市計画道路や公園等の公共施設が整備され、土地の区画が整うことにより、利用価値の高い宅地が得られることになります。