玉島消防署の梯子車が新しくなりました。
新しい梯子車は,ビル5階に相当する高さ13.7メートルから,地面下2.1メートルまでの範囲で作業できるブーム(伸縮可能な塔)を備えているほか,積載している900リットルの水を有効利用できるCAFS(*)を装備しており,タンク車としての機能も有しています。
また,ブーム使用時にアウトリガーと呼ばれる水平に張り出す支えを必要とせず,車両が通行できる道幅であればブームを使用できます。今まで車両は通行できても高所作業はできなかった道幅の狭い場所でも活動可能となり,消防及び救助活動の幅が大きく広がります。
玉島消防署の職員は,新しくなった車両及び資機材を最大限有効に使用し,いざという時に1秒でも早く人命を救助し火災の被害を最小限に抑えるため,日夜訓練に励んでいます。
玉島消防署ホームページの「車両の紹介」の梯子車の写真も新しくなっていますので,是非ご覧ください。下記の文字をクリックされると,梯子車紹介のページに移動できます。
【梯子車紹介】
*CAFS(キャフス):Compressed Air Foam System(圧縮空気泡消火装置)の頭文字で呼んでいます。水と消火薬剤を高圧の空気で混ぜて泡を作る装置です。消火のための水量を節約することができ,泡が壁等に付着,周囲に拡散し,広範囲での冷却効果があり,消火効率が向上します。