予防救急のすすめ
危険を事前に知り対策をとりましょう
予防救急って何
普段の生活の中で起こる病気やケガの中には、日常の生活の中での「ちょっとした心がけ」で防げるものがあります。救急車を呼ばなくてはいけないほどの大事にならないように、日頃から注意し心がける意識や行動を「予防救急」といいます。生活習慣病にならないために、普段から食生活や運動に気をつけることも予防救急と言えるでしょう。
倉敷市消防局では、市民のみなさまが安全で健やかな生活が送れるよう「予防救急」を推進しています。
令和5年中の救急車の出動状況(速報値)
倉敷市消防局管内で救急搬送される方の数は毎年増加しており、令和5年には24,713人の方が搬送されています。特に高齢者(65歳以上)の救急搬送が多く、全体の約6割を占めています。
高齢者や子どもでは、熱中症や窒息、お風呂での溺水などで救急搬送される方も毎年発生しています。
日常生活に潜む危険!
異物(食べ物)の誤飲・窒息
小さい子どもは何でも口の中に入れる行動をとるので、誤って飲み込みそうなものは、手の届かないところに置くようにしましょう。
食べ物は小さく切って、良く噛んで食べるようにしましょう。
お茶などの水分を取りながら食事をしましょう。
自宅での転倒
家の中の段差をなくしましょう。
階段や玄関などの転びやすい場所に手すりをつけましょう。
整理整頓をして、転ぶ原因をなくしましょう。
継続できる運動を心がけ、体力を維持しましょう
お風呂での事故
小さい子は10センチメートルの深さでも溺れることがあるので注意しましょう。
小さな子どもがいる時に残り湯を使うときは注意しましょう。
食後や飲酒後の入浴は控えましょう。
入浴する時は家族に声をかけ、家族はこまめに声をかけるようにしましょう。
寒いときは急激な温度変化に注意し、脱衣所や浴室を暖めてから入浴しましょう。
熱傷(やけど)
高温でやけどを起こす可能性のあるものは、置く場所に注意しましょう。特に小さい子がいる場所では、手の届かないところに置きましょう。
コンロの火などが衣服に着火しないように気をつけましょう。
コタツなど低温でも長時間同じ場所を暖めるとやけどすることがあります。
熱中症
部屋の中でも熱中症になることがあります。部屋の温度をこまめに管理しましょう。(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします。)
室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。
のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう。
作業をする時は、無理をせず適度に休憩をとりましょう。
日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりをしましょう。
熱中症予防等
(倉敷市保健所)