身近な水辺環境の保全

身近な水辺環境の保全

倉敷市第三期生活排水対策推進計画

 水質汚濁防止法による生活排水対策重点地域の指定を受けている本市では,平成6年5月に『倉敷市生活排水対策推進計画』を策定し,公共下水道の整備,合併処理浄化槽の普及や生活排水対策の啓発への取組みを進めてきました。その結果,河川の水質は年々,少しずつ改善傾向にあります。
 このたび,この計画の目標達成状況を踏まえ,倉敷市第三次環境基本計画の基本目標である「水と空気と大地がきれいで,常に安全でおいしい水が届き,安心して暮らすことができるまち」の実現に向けた『倉敷市第三期生活排水対策推進計画』に改訂します。
 今回の計画改訂では,前計画の目標を基本的に踏襲し,市内全域を対象に生活排水の適正処理について総合的に取組んでまいります。

倉敷市第三期生活排水対策推進計画表紙

 

生活排水対策推進計画 本編(PDF)
生活排水対策推進計画 資料編(PDF)

 

生活排水対策について

 生活排水対策パンフレットを作成しました。

生活排水をきれいに パンフレット
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 公共用水域での水質汚濁の大きな割合を占めるようになった生活排水の対策には、住民の実践活動が何よりも大きな支えとなります。このため、地域の水路や河川の水質浄化を推進する上で、「倉敷市環境保全推進員」制度により、住民意識の啓発に努めています。
 また、毎年行われる「児島湖流域環境保全推進期間」行事として、倉敷川周辺で児島湖流域清掃大作戦を実施するとともに、市役所ではパネル展を開催し児島湖や身近な水路の環境保全を図るポスターの作品や家庭でできる水質浄化対策等のパネルを展示するなど市民に対する直接的な啓発事業を展開しています。

ディスポーザーの使用禁止について

 本市の全域で、生活排水による河川などの汚濁防止と水質の保全のためディスポーザー単体での設置及び使用を禁止する施策を行っています。
 特に、児島湖は閉鎖性水域であり汚染が進行しているため、岡山県児島湖環境保全条例により、児島湖流域の地域では「何人もディスポーザー(公共用水域への水質への負荷が増すおそれのないものを除く)を使用しないように努めなければならない」としています。
 また、「事業者は、児島湖流域内において使用されるディスポーザーを販売しないように努めなければならない」と事業者へも努力義務を課しています。
 市民のみなさまで、ディスポーザーの設置をご検討されている場合には、環境政策課水質係へご相談ください。

身近な水辺環境の再生について

 水辺環境に地域の方が関心を持ち、地域の顔となる身近な水辺環境を再生・創造するとともに、自発的な環境保全活動を提起し、積極的に参加できるように支援する施策が求められるようになりました。
 本市も、児島由加地区,郷内地区において、ホタルやサワガニが生息できる自然型水路の改修工事を施工するなど、小中学生への自然体験等の環境教育の場として位置付けるとともに、地域の活性化と積極的な水辺環境保全活動が得られるよう、この事業を推進して行きます。

玉島溜川の水質浄化について

 倉敷市では,市民と協働で玉島地区を流れる溜川の水質浄化事業に取り組んでいます。
 まず、溜川へ流れ込む汚濁負荷量を計算し,その計算結果などから水質浄化の基本方針を策定しました。そして、市民の代表で組織する検討委員会を立ち上げ,水質浄化計画の策定しました。
作業フロー

玉島溜川水質浄化計画書(PDF)

個別に開く場合はこちらをご覧ください。
玉島溜川水質浄化計画書 第1章(PDF)
玉島溜川水質浄化計画書 第2章(PDF)
玉島溜川水質浄化計画書 資料編(PDF)
検討委員会設置要綱(PDF)



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